三重県 三重郡菰野町 菰野富士(369m)

子供とハイキング 三重県 三重郡菰野町

菰野富士の山頂からは、菰野町、四日市市の市街地を眼下にパノラマで景色を楽しむことができます。

菰野富士(369m) ハイキング

菰野富士の上空からの風景

菰野富士の上空からの風景


菰野富士は標高369mの山です。
湯の山温泉や御在所ロープウェイにほど近い場所に位置しています。
菰野富士の山頂からは、菰野町、四日市市の市街地を眼下にパノラマで景色を楽しむことができます。
空気が澄んでいれば伊勢湾、濃尾平野の夜景、遠くは名古屋市街や知多半島まで見渡せます。
背後には、御在所岳をはじめとする鈴鹿山脈の峰々や湯の山温泉を一望できます。

短時間で簡単に登れるため、ちょっとしたハイキングにはもってこいの山です。

今回のお勧めのコースは、幼稚園・保育園の健脚園児からをおすすめの対象にしています。
鈴鹿スカイライン(国道477号)沿いにある「鳥居道駐車場」の脇から東海自然歩道に入るルートで山頂まで登ります。
比較的緩やかな傾斜の登山道で、標識に従って進めば問題ありません。

施設:
 鳥居道駐車場
 自助の湯 希望荘
 菰野茶屋

場所

鳥居道駐車場:
 〒510-1251 三重県三重郡菰野町千草
 「自助の湯 希望荘」や「菰野茶屋」が近くにあり、目印になります。

コース対象者

幼稚園・保育園の健脚園児からをおすすめの対象にしています。
標高差もなく、距離も短いため、初めてのハイキングにはうってつけです。
標高差約70m、距離約1.6km

コース概要

菰野富士ハイキングマップ

菰野富士ハイキングマップ


地図を見てもらい自分でコースを考えるのも楽しいですので、体力や年齢を考えながらコースを自由に変更してください。

幼稚園・保育園の健脚園児のおすすめコースは、鳥居道駐車場・・菰野富士山頂・・鳥居道駐車場へ戻ってくる往復コースです。
登山道を歩きます。登山道では子供の様子をよく見て休憩を入れつつ歩いてください。

駐車場の標高:約300m
菰野富士の標高:369mm
標高差:約70m
距離:約1.6㎞
時間:約40分程度(休憩含まず)

トイレ

鳥居道駐車場にあります。

交通機関・駐車場

公共交通機関:
 近くまで来ている公共交通機関が見つかりませんでした。
車:
 鈴鹿スカイライン(国道477号)の三重県側入り口付近に、「鳥居道駐車場」があります。
 『Goocle Map』
 

鳥居道駐車場マップ

鳥居道駐車場マップ


 

奈良県 吉野郡上北山 大台ケ原(1695.1m)

子供とハイキング 奈良県 吉野郡上北山

日本を代表する絶景のハイキングを楽しんでください。

大台ケ原 周遊ハイキング

大台ケ原 正木ヶ原の風景

大台ケ原 正木ヶ原の風景


大台ヶ原とは日出ヶ岳、正木嶺、円岳、牛石ヶ原、正木ヶ原に大蛇嵓(だいじゃぐら)をあわせた標高1400mから1600mの複数の山と、これらの山に囲まれた東西5 kmほどの台地状の地帯一帯の総称です。
最高峰は、日出ヶ岳(大台ヶ原山)で標高1695.1mの山です。
その昔、大平と呼ばれていた大地が、大平原となり、大台ヶ原と呼ばれるようになったと言われています。
深田久弥によって「日本百名山」に選ばれたほか、日本百景、日本の秘境100選にも選ばれ、山全体が特別天然記念物に指定されています。
1980年に国際連合教育科学文化機関の生物圏保護区にも登録されています。

大台ヶ原は日本有数の多雨地帯で、この台地から流れ出す水流は、大杉谷や北山川の峡谷美を生み出しており、その眺めは雄大そのものです。

大台ヶ原は、日出ヶ岳や大蛇ぐらなど主要な展望地がある東大台と、原生的な森林が広がる西大台の2つに大別されます。
今回はその大自然をぐるっと一周するコースへご案内します。
東大台にはビジターセンターが設けられ、そこを起点とした登山ルートが整備されています。
尾根沿いに日出ヶ岳から正木ヶ原を経て、大蛇嵓へと登山ルートは続き多くのビューポイントがあります。その中でも人気なのが「大蛇嵓」です。春の新緑、秋の紅葉と四季折々の表情を見せる大峯山系を望む断崖絶壁の上にあり、景色と同時にスリルも味わえます。

大台ヶ原の開山期間があります。
事前に必ず確認してください。
『奈良県ホームページ 大台ケ原ビジターセンター』

※登山時の注意
ビジターセンターより西に広がる西台地区は、利用調整地区となっています。
西大台に入るには事前手続きが必要です(東大台には一切の手続きなしで入れます)。
これは、西大台の豊かな自然をいつまでも守り続けていくための、法律に基づく制度です。

また、大台ヶ原一帯の木々、葉っぱ、枯れ葉に至るまで動植物の採取は禁止されています。
そのほか、大台ヶ原一帯はキャンプ、火気の使用も禁止されています。

施設:
 大台ケ原ビジターセンター

場所

大台ケ原ビジターセンター:
〒639-3702 奈良県吉野郡上北山村小橡660−1

コース対象者

幼稚園・保育園の健脚園児からをおすすめの対象にしています。
標高差は少ないのですが、距離があるので要注意です。
また、標高が1,700m近くあるため、平地よりも約10度冷えるので、子供の体力等を考え決めてください。
標高差約265m、距離約7km

コース概要

大台ケ原ハイキングマップ

大台ケ原ハイキングマップ


地図を見てもらい自分でコースを考えるのも楽しいですので、体力や年齢を考えながらコースを自由に変更してください。

幼稚園・保育園の健脚園児のおすすめコースは、大台ヶ原駐車場・・日出ヶ岳・・正木ヶ原・・牛石ヶ原・・大蛇嵓・・シオカラ谷吊り橋・・大台ヶ原駐車場へ戻ってくる周遊コースです。
整備れた木段、木道、登山道を歩きます。子供の様子をよく見て休憩を入れつつ歩いてください。

駐車場脇のビジターセンターにより、コース地図などの情報を入手しておきましょう。
正木ヶ原と牛石ヶ原の間に、大台ヶ原駐車場へ戻るコースがあります。
このコースは平坦ですので体力的に楽に駐車場まで帰ることができます。
子供の様子を見ながらこのコース利用を考えてください。

駐車場の標高:約1,570m
最高の標高:1,695m
最低の標高:1,430m
単純な標高差:265m
距離:約7㎞
時間:約260分程度(休憩含まず)

大台ヶ原駐車場 。 NO IMAGE
日出ヶ岳:大台ヶ原の中の最高峰、三重県の最高峰でもあります。
正木ヶ原:たち枯れ木が目立つ絶景ポイント
牛石ヶ原:イトザサが多く茂る大地。
大蛇嵓: 大台ヶ原随一の絶景ポイント。断崖絶壁から眺める景色は壮大。
シオカラ谷吊り橋:沢にも脇の道から降りられます。

※山の天気は変わりやすいので、天気予報を見て行きましょう。
※大台ケ原は約1,700m、平地に比べ約10℃は涼しいもしくは寒いです。
※季節に合わせて羽織れるものを一枚持って行ってください。

トイレ

東大台にはトイレは設置されていません。
一度入山をすると下山するまで用を足すことはできないため、入山する前に、大台ヶ原ビジターセンター駐車場に設置されているトイレを御利用ください。

交通機関・駐車場

公共交通機関:
 大台ヶ原行き路線バスは近鉄大和上市駅から運行しています。
 ※曜日・時期によって運行形態が異なります。事前にご確認下さい。
 詳しくは 『奈良交通ホームページ』をご覧ください。
車:
 大台ヶ原ビジターセンター駐車場を利用できます。(2017年6月現在、駐車料金は無料)
 尚、春~秋の観光シーズンや週末には、大台ヶ原ドライブウェイが混み合いますので注意してください。
 『Goocle Map』

三重県 桑名市 多度山(403m)

子供とハイキング 三重県 桑名市

木曽三川、濃尾平野が一望できで眺望がとても素晴らしいです。

多度山(403m) ハイキング

多度山の上空からの風景

多度山の上空からの風景


多度山(たどやま、たどさん)は三重県桑名市と岐阜県海津市にまたがる標高 403 mの山です。
養老山地の南端に位置しています。

山麓には5世紀後半に建立された多度神社があり、多度祭の上げ馬神事と流鏑馬神事が有名です。
山頂までは車道が伸びています。
山頂部は多度山上公園として整備され、ハイキングコースは10コースあります。
展望台からは濃尾平野、木曽三川、伊勢湾などを見渡すことができます。

『多度町観光協会さんのホームページ』②多度山東・眺望満喫コースを途中から歩くことになります。参考にしてください。
施設:
多度山上公園:

場所

多度山:
〒511-0101 三重県桑名市多度町柚井

コース対象者

幼稚園・保育園の健脚園児からをおすすめの対象にしています。
標高差、距離とも幼児にはギリギリのラインと思います。体調がすぐれない場合は途中で引き返すなどしてください。
標高差約330m、距離約7km

コース概要

多度山・ポケットパークハイキングマップ

多度山・ポケットパークハイキングマップ


桑名市多度山ハイキングマップ

桑名市多度山ハイキングマップ


※桑名市多度山ハイキングマップは、『桑名市さんのホームページ』からお借りしています。
地図を見てもらい自分でコースを考えるのも楽しいですので、体力や年齢を考えながらコースを自由に変更してください。

幼稚園・保育園の健脚園児のおすすめコースは、ポケットパーク駐車場・・各展望台・・多度山山頂・・ポケットパーク駐車場へ戻ってくる往復コースです。
ほぼ舗装されたアスファルト道を歩きます。子供の様子をよく見て休憩を入れつつ歩いてください。

第一展望台までは車も通るので注意して歩いてください。

駐車場の標高:約70m
多度山の標高:403m
標高差:330m
距離:約7㎞
時間:約150分程度(休憩含まず)

トイレ

ポケットパーク駐車場、多度山上公園にあります。

交通機関・駐車場

公共交通機関:
 多度駅が比較的近いです。
車:
 ポケットパーク駐車場が利用できます。
 ポケットパーク駐車場に行く道は狭いしカーブがあるので対向車には気を付けて運転してください。
 尚、ポケットパーク駐車場を少し行ったところにも愛宕神社前にも駐車場があります。
 ポケットパーク駐車場:〒511-0101 三重県桑名市多度町柚井1924
 『Goocle Map』

地形の名称と歩き方

地形の名称と歩き方

登山道の説明のなかに、ガレ場や岩場などさまざま地形が出てきます。
どのような道や状態をそう呼ぶのかを整理してみます。

子供を連れてハイキングや登山を行うのですから、安全第一で臨みたいですね。
山の登山記録や情報をWeb検索したり、他の人から登山道の状況を聞いたり、する場合にもきちんと把握しておくことは大切なことです。
また、簡単ですが歩き方などの注意点も合わせて載せておきました。
他のハイキングされている方と話すときにも知っておくと便利ですので、一読をお勧めします。
いろいろな呼称があると思いますが、代表的なものを挙げておきます。

地形の名称と歩き方

ザレ・ザレ場

山腹の崖崩れ場所。砂礫地。
「ガレ」より岩屑がこまかく小石や砂を敷いたような場所をいいます。
ザレは、火山の火口周辺や、花崗岩などの岩盤が露出した山に多く存在します。

ザレ・ザレ場の歩き方

ザレを通過するときは、小石や砂に足をとられ’ズルッ’と滑ることがあります。
登りは比較的滑ることが少ないのですが、下りはズルッと滑っている人を見かけます。

下りは疲れていることや、滑るのが怖いので体重を後ろにかける傾向がある人が滑り易いです。
滑らないようにするためには、地面に対して垂直・90度で足をおろすことが重要です。
垂直におろすと足全体に体重が掛かるので滑りづらくなります。
後ろに体重を掛けると、かかとに体重がかかり、かかとが前にズルッと滑ります。

ザレは、場合によっては踏み跡が残りづらいため、踏み跡をよく確認することが大切です。
とくに大きなザレ場では、道を見失うとすぐに元の道に戻ることができなくなるかもしれません。

※ザレの堆石が厚くなると「ザク」とも呼びます。

ガレ・ガレ場・ガラ・ガラ場

砕石の堆積した斜面。
岩壁や斜面から崩落した岩クズが辺り一面に散乱して堆積している場所のことです。
「ざれ」より石が大きいものを言います。
傾斜角が30度以上の急なものを「ガレ」といい、それより平らな場を「ガラ・ガラ場」という。

更に大きな石や岩がゴロゴロところがっているところは、「ごうろ」、「ゴーロ」と呼ばれます。
ごうろが広範囲にわたっている場所は【ごうろ帯】と呼ばれます。
石の大きさは様々で、大きいものは数メートル~数十メートルにおよぶものも。
人間の背丈よりも大きな石が数多くある場所は【巨岩帯】といって区別することもあります。

ガレは、沢の源頭や高山の稜線に多く存在します。

ガレ・ガレ場の歩き方

ガレ場を歩くときは、自身の身の安全確保と落石等で他人を傷つけないようにすることが大切です。

まず浮石に乗ってしまうと、バランスを崩し転倒しやすい場所です。
転倒だけでなく、足をくじいたりもします。
足元が崩れかけている場所や安定していな岩クズを避け歩くようにします。
安定した場所をさがして一歩一歩慎重に歩くようにします。
みんなが良く使うコースは安定していることが多いですので、コースを外れることなく、マークに従い、コース上を歩くことが大切です。

また、岩は雨が降ったりして濡れていると滑りやすいです。
岩が濡れている場合は、安易に乗らずに滑らないように注意して歩きましょう。

ガレ場は不規則な形のまま堆積したために落石も起こりやすいです。
下に人がいる場合などは、不注意に歩いて岩を落とさないように注意が必要です。

また、ガレ場では落石の危険があるため休憩は止めましょう。

岩場

岩肌がむき出しの山道のことです。
岩につかまって登り降りをするような場所を言います。
ロッククライミングをする岩の壁もそう呼ばれることがあります。

岩場の歩き方

基本的に岩場は難所とされています。
中級以上の登山者が登るコースとされます。
ただ、子供には岩場が楽しく感じることも多く、安全を確保しつつ岩場を楽しめるコースもありますので親の技量があれば岩場を楽しみたいものです。

岩が濡れていると、ガレ場と同様に足を滑らす可能性が高いので、注意して足を運んでください。
岩場を安全に登り下りする基本技術に「3点確保」があります。

「3点確保」(3点支持)
まず岩場で焦ること、慌てること、急ぐことは最もしては行けないことです。
逆に、焦らせること、慌てさせること、急がすことは、決してしてはいけません。

岩場では落ち着いて、手がかり、足場・足がかりになる岩の突起や割れ目を見きわめます。
※子供と同行する場合は足場がしっかり確保できる岩場を楽しみましょう。
基本は手足の4点がいずれも岩をとらえた状態です(基本状態)。
そこからは、いずれか1点だけ順次交代で動かすようにします。
これを「3点確保(3点支持)」といい、岩登りの基本技術になります。

基本状態から、無理のない距離、あまり遠くの手がかりや足場をとらえようとせず、小刻みに岩場を移動するようにします。
遠くの手がかりや足場は体を伸びきらせてしまい、3点確保が困難になり、エイ!ヤー!と移動することで、転落につながります。
重要なのは2本の手、2本の足が無理なく収まる範囲で手がかり、足場が得られる「ルート」を探しつつ登ります。
※子供は大人に比べ手足が短いので決して無理をさせないようにしましょう。

クサリ場(鎖場)、ハシゴ

険しい岩場などに、安全のために鎖が取り付けられている場所。
梯子を取り付けている場所は【ハシゴ場】という。

一般登山道の急斜面の岩場などに、登降時の安全確保のための「鉄のクサリ」が設置されていることがあります。
ロープやクサリ場は急勾配の斜面の他、両側が切れ落ちているヤセ尾根などの危険な場所を、安全に通過できるように設置されているものです。

子供を同行する場合は、クサリ場(鎖場)は避けたいところですので事前に調べるポイントになります。
低山でも設けられているところもあります。
クサリ場は通過に危険と判断された場所に設けられているものですので、過信や安易な判断をせず慎重に検討しましょう。

クサリ場(鎖場)、ハシゴの登り方

まず、クサリはバランスを取るための物です。
クサリ場を通過するポイントは「クサリに頼りきりにならない」ということです。
クサリをたぐり寄せるようにして腕力で登っていく人が居ますが間違っています。

クサリは鉄製であっても万が一のことがあるかもしれませんし、手が滑ることもあります。
クサリはあくまでもバランスを取るために持ち、手の力ではなく足で登り下りしましょう。

ハシゴは鉄製の他に木製もあります。
朽ちていないか、ボロくなっていないか確認しましょう。
はしごはほぼ垂直に設定されている場合が多いです。
下にいると物が落下してくる可能性もありますので、注意を払いましょう。
腰が引けすぎるとバランスを崩す元になります。怖がらずに姿勢正しく登りましょう。

※クサリ・ハシゴともに、1区間につき1人が使用することが基本です。

巻き道

滝や淵やガレ場などを避けて、安全に迂回して登ることができる道。

尾根・ヤセ尾根

尾根(おね)は、谷と谷に挟まれた山地の一番高い部分の連なりのことです。
山稜(さんりょう)、稜線(りょうせん)とも言います。
富士山のような円錐形の山では尾根は明確には存在しませんが、雨による浸食で谷ができ始めると、尾根ができるようになります。

尾根は位置が把握しやすく、コースがわかりやすいため、道としてよく使われています。
また、山頂と山頂を結ぶ尾根は特に稜線・主尾根と呼ばれ縦走する場合に良く使われます。
山頂から谷へ向かう尾根は、枝尾根・支尾根と呼ばれます。

尾根の中でも両側の両側の斜面が急峻で道幅の狭い尾根をヤセ尾根・瘦せ尾根と呼びます。
ヤセ尾根の他に、鎌尾根、馬の背、剣の刃渡り(つるぎのはわたり)、金冷やし(きんひやし)などと呼ばれたり、外国語ではアレート(仏: arête)、グラート(独: grat)、リッジ(英: ridge)と呼ばれます。
氷河の作用(氷食作用)によって作られた痩せ尾根は、日本では特にアレートと呼ぶ場合が多いです。
ヤセ尾根の中でも特に急なものは、ナイフエッジ(英: knife edge)とも呼ばれます。

ヤセ尾根の歩き方

足もとに充分注意して歩くのはもちろんですが、登山者が交差するだけの道幅のない尾根もありますので、通過する前に逆方向からくる登山者がいないかどうか確認してから進みましょう。

木道

木道とは、貴重な食物を保護するために、湿原などに敷設されている木の道のことです。
丸太組の木道もなくはないですが基本的に凸凹が少なく、湿原などに設置されていることから平坦な道です。

木道の歩き方

木道はとにかく滑りやすいです。
山道の木の根も濡れているととても滑りやすいですね。
雨や朝露で濡れていると迂闊に歩くと滑ってこけてしまします。
子供と同行するときは、子供の安全のためにも、保護区に落ちないためにも、十分注意させましょう。

また、整備が行き届かず朽ちた木道も見かけることがあります。
踏み抜いた穴にハマることはないと思いますが、自分が踏み抜いてこけないようにしましょう。

歩くときにはすり足気味に両足を動かして慎重に歩くと滑りにくいし比較的安全です。

木段

木段とは、急坂や段差に設けられた木組みの階段です。

木段の歩き方

木段も濡れていると滑ります。
下りの時に良く滑るので安易に足を乗せないようにしましょう。
また、歩幅などが合わず歩きにくいと感じる木段もありますが、木段は登山道の侵食防止や植生保護という意味もありますので、道をはずれずに歩きましょう。

渡渉(としょう)

渡渉とは、沢に橋がなく、飛び石伝いや水流に踏み込んで渡ることをいいます。
一般的な登山道でも、ごく小さな流れを渡渉する場合があります。

渡渉の歩き方

飛び石は伝いは、思わぬ事故につながります。
全体重が乗っているときに滑って転んだり、石が安定していなく足場が崩れたり。
勢いよく渡るのではなく、足元を確保しながら渡りましょう。

子供と同伴の場合は、特に水流に注意してください。
沢の水流は、想像以上に力が強く、徒渉できるのは靴に水がかかる程度まで。
足首以上の深さになると危険、膝まであったら歩くことも困難です。
とくに雨天後など沢が増水しているときは、充分な注意が必要です。

雪渓(せっけい)

雪渓とは、残雪のことで、周りの雪が解けているのに谷や沢の積雪が溶けずに残った雪およびその地帯のことです。
稜線や斜面の窪地の残雪を「雪田」と区別して呼ぶこともあります。
夏山の一般コースでも雪渓が残っている場合があります。

雪渓の歩き方

子供と同伴で雪渓をあるこことはないと思いますし、同伴するなら大人のスキルは十分と思いますが。。。
大規模な雪渓を歩く際は、靴底に装着する滑り止め「アイゼン」が必要です。
亀裂(クレバス)をさけたり、雪の上を転がる落石に警戒する、といった危険回避も重要です。

右岸/左岸、出合、頭

沢(谷、川)の上流から下流を見て、右の岸を「右岸」、左の岸を「左岸」と言います。
沢に沿って上流へ登っていく場合はでも「沢(谷、川)の上流から下流を見て」です、間違えやすいので注意しましょう。

「出合」とは、沢や川の支流が本流に注ぐ地点を呼びます。
また、登山道の分岐や、登山道と車道が交わる地点などでも使います。
「頭(あたま、かしら)」とは、沢の源頭にあたる尾根上の突起を呼びます。

子供とハイキング 三重県 三重郡菰野町 御在所岳(1,212m) 武平峠ハイキング

子供とハイキング 三重県 三重郡菰野町

標高1,200まで岩場を登るハイキングを楽しみませんか。

御在所岳(1,212m) 武平峠ハイキング

御在所岳からの風景

御在所岳からの風景


御在所岳(ございしょたけ)は標高1,212mで鈴鹿山脈のほぼ中央に位置し御池岳、雨乞岳に次いで3番目に高い山です。
急峻な岩壁やツツジ科の花々が美しい、変化に富んだ山です。
春にはツツジや桜、そして様々な植物、夏にはアカトンボ、秋には紅葉、冬には樹氷や冬山登山と、四季を通じて楽しむ山として最適です。
一方、「藤内壁」(とうないへき)などの岩肌を有し、ロッククライミングの名所ともなっています。

三重県側の湯の山温泉から山頂直下まで御在所ロープウェイが通じているので、もし帰りが不安になった場合子供だけロープウェイで降ろすなどできます。
広い山頂部は御在所スキー場となっており、そのリフトを利用して、一等三角点のある西端の山頂まで行くことができます。

以前にこの御在所ロープウェイを利用して標高1,180mまで運んでもらい、頂上へハイキングを行う『御在所岳 ロープウェイ山頂ハイキング』を紹介しました。
3世代でハイキングや、親も初めての登山で不安と言うことでしたら、『御在所岳 ロープウェイ山頂ハイキング』が便利だと思います。

今回はもう少しハードなハイキングをご紹介します。
ただ、ガレ場や岩場などもあり、かつ、滑りやすいところもあるので高いところが苦手な子供には不向きです。
逆に岩場が楽しい子供たちには、かなり楽しめるコースです。

施設:
 観光リフト
 レストラン
 ニホンカモシカセンター

場所

御在所ロープウエイ株式会社
 〒510-1233  三重県三重郡菰野町湯の山温泉
 TEL 059-392-2261

コース対象者

小学生高学年からをおすすめの対象にしています。
距離は短いですが、ガレ場や岩場などもあり、かつ、滑りやすいところもあるので小学生高学年からとしています。
親子ともに十分な経験と高いところが苦手でなければ3年生からも可能ですが、良く検討してください。
標高差約410m、距離約1.2km

コース概要

御在所岳・武平峠登山マップ

御在所岳・武平峠登山マップ


御在所岳山上公園案内図
上の「御在所岳山上公園案内図」は『御在所ロープウェイ』さんホームページからお借りしています。
地図を見てもらい自分でコースを考えるのも楽しいですので、体力や年齢を考えながらコースを自由に変更してください。

小学生高学年からのおすすめコースは、鈴鹿スカイラインの武平峠経由で御在所岳を登るコースです。
武平峠駐車場・・武平峠・・長者池・・御在所岳(山頂・山上公園)・・長者池・・武平峠・・駐車場へ戻ってくる折り返しコースです。

登山道を歩きます。登山道では子供の様子をよく見て休憩を入れつつ歩いてください。

道はわかりやすいので迷うことはありません。

駐車場の標高:約800m
鎌ヶ岳の標高:1,212m
標高差:約410m
距離:おおよそ1.2km(頂上付近散策含まず)
時間:約150分程度(休憩含まず)

※御在所岳は約1,200mありますので、市街地に比べ平均5~6℃は涼しいもしくは寒いです。
※季節に合わせて羽織れるものを一枚持って行ってください。

トイレ

駐車場にあります。
御在所岳頂上付近は、現地に付いたら確認してください。

交通機関・駐車場

公共交通機関:
 見つかりませんでした。
車:
 国道477号線・鈴鹿スカイラインの武平峠の駐車場を利用します。