子供とハイキング 三重県 いなべ市
山頂からの眺望はすばらしく濃尾と伊勢平野から先は伊勢湾までが見渡せます。
藤原岳(1,144m)ハイキング
藤原岳(ふじわらだけ)は鈴鹿国定公園の三重県いなべ市と滋賀県東近江市との境界にある山です。
高さは1,144mで鈴鹿山脈の北部に位置しています。
春先は、フクジュソウやセツブンソウなどの花を目当てに多くのハイカーで賑わっています。
日本三百名山及び関西百名山、花の百名山に選定されています。
山頂からの眺望はすばらしく濃尾と伊勢平野から先は伊勢湾までが見渡せます。
また、植物も花の百名山に選定されるほど豊富で、花の山としてよく知られています。
登山道は三岐鉄道の終点、西藤原駅からほど近くの表道(大貝戸道)と、山麓の名刹、聖宝寺からの中道、坂本谷をつめる裏道(聖宝寺道)があります。
※滋賀県側から登られることは少ないようです。
両道は八合目で合流しています。
9合目のさらに上には、避難小屋があります。
避難小屋から北側の縦走路の少し西にある天狗岩(標高1,171m)があり、藤原岳と合わせて登る人もいます。
表道登山口には、いなべ市が整備した、休憩所と駐車場があります。
休憩所にはトイレと休憩室と靴洗い場があります。
裏道登山口の少し上には、もみじで有名な聖宝寺があり、登山道の名称は聖宝寺が由来となっています。
なお、豪雨により登山道が崩れたり、一部に迂回路が設けられている場合もあります。
藤原岳は「鈴鹿セブンマウンテン」にも選定されています。
今回は、表道(大貝戸道)を小学生高学年からのおすすめコースとします。
裏道(聖宝寺道)よりも表道(大貝戸道)の方がよく踏まれており、登山道が安定しているので。
ただ、往復より別の道が楽しいと思われるなら、往復で変えることも良いかと思います。
フクジュソウ:例年2月末~4月下旬まで、8~9合目付近で多く見られます。
※天気のいい日しか咲きません。曇りの日は花が開かず見られません。
石灰岩地帯の落葉広葉樹林を好む多年草です。
早春に開花し、初夏に地上部が枯れます。名前が縁起よく花がきれいなことから、持ち去られることが多く減少している草花です。
自然保護にご理解、ご協力をお願いします。
※鈴鹿山系の山は山ヒルが出ることで有名です。
※『山ヒル対策』をして行きましょう。
施設:
山麓の聖宝寺
藤原岳自然科学館
阿下喜(あげき)温泉 あじさいの里
場所
藤原岳:
〒527-0216 滋賀県東近江市茨川町
コース対象者
小学生高学年からをおすすめの対象にしています。
標高差約1,000m、距離約8.2km
コース概要
※藤原岳・御池岳マップは、『いなべ市観光協会さんホームページ』さんからお借りしています。-拡大版はこちらから-
地図を見てもらい自分でコースを考えるのも楽しいですので、体力や年齢を考えながらコースを自由に変更してください。
小学生高学年からのおすすめコースは、駐車場・・藤原岳登山口・・9合目山小屋・・藤原岳山頂・・藤原岳登山口・・駐車場へ戻ってくるほぼ往復コースです。
本格的な登山です、子供の様子をよく見て休憩を入れつつ歩いてください。
駐車場の標高:約150m
藤原岳の標高:1,144m
標高差:約1,000m
距離:約8.2㎞
時間:約420分程度(休憩含まず)
※山の天気は変わりやすいので、天気予報を見て行きましょう。
※藤原岳は約1,100m、平地に比べ約6.6℃は涼しいもしくは寒いです。
※季節に合わせて羽織れるものを一枚持って行ってください。
トイレ
駐車場と登山口の小屋にあります。頂上近く(9合目)の小屋にもあります。
交通機関・駐車場
公共交通機関:
西藤原駅から徒歩10分で大貝戸ルート登山口に行くことができます。
名古屋から電車で行くことのできる山ですから電車で行くのもおすすめです。
車:
西藤原小学校前の駐車場80台程(300円)、登山口の駐車場20台程(無料)