ハイキングの靴・靴下・ストック

子供とハイキング

ハイキングは楽しくが大前提!
子供と楽しく快適にハイキングを過ごすために事前に確認をしておきましょう。

ハイキングの靴・靴下・ストック

ハイキングの靴・靴下・ストック

ハイキングは歩くスポーツです。
子供とハイキングの場合には、自分だけでなく子供の様子も常に気に留めなくてはなりません。
そんななか、何万歩も歩くのです。
足に合わない靴を選んでしまうと思った以上の疲労が溜まりますし、指や爪にくるぶしなどが痛くて歩けなくなることもあります。
集中力が切れ、危険なめに会う可能性も十分に考えられます。

子供の靴も足にも靴が合わなければ当然痛くなり、疲労が溜まります。
子供に嫌な思いをさせ、もう二度と行きたくないと思われてしまうのはとても寂しいものです。

一方、快適な靴を履いて山にでかければ、純粋にハイキングを楽しむ事が出来ます。
靴は重要なハイキング用品ですので、慎重に、自分に合った靴を選びましょう。

ハイキングシューズって?

登山もハイキングも不規則で不安定でしかも傾斜のある場所を歩きます。
それも重い荷物を担いで歩きます。
普通の靴で歩くと、靴は傷むしもしくは壊れるし、靴底は滑るし、足の裏は痛くなり、足首をひねることもあります。
ハイキングシューズやトレッキングシューズ・登山靴は、これらの問題を起こりにくくするために作られたも靴です。

ただ、子供とハイキングはアスファルト舗装やコンクリート舗装をしてある道も歩きます。
なのでコースによっては運動靴やスニーカーの方が歩きやすいことも多々あります。

靴の種類はハイキングシューズ

山を歩くための靴にはいろいろな種類の靴がありますが、大きく分けるとハイキングシューズトレッキングシューズ・登山靴に分けられます。
こららの違いは主に靴底の硬さです。
その前に、ハイキングとトレッキングと登山の違い分りますか?
用途によって靴も変わってきます。
良かったら、『ハイキングとトレッキングと登山の違いは?』で確認してください。

一般的に標高が高くなるにつれ、ごつごつした石や岩の登山道になります。
靴底が硬ければ、多少の地面の高低差はザクザクと踏みつけて進んでいくことができます。
靴底が柔らかければ、靴底がしなりバランスを崩し結果として足首を痛めるたりします。

トレッキングシューズと登山靴はほぼ同じです。
雪山を想定した靴は、靴底が硬くほとんど曲がりません。
夏登山や低山用は靴底が少し曲がるものがあります。

靴底の硬さは「シャンク」と呼ばれる部分の硬さによるものです。
靴底が硬ければ、多少の地面の高低差はザクザクと踏みつけて進んでいくことができます。
また雪山で氷にアイゼンの前刃を突き刺し登る場合、「シャンク」が柔らかい靴では体重で靴底がしなるため登ることができません。
10本刃や12本刃のアイゼンを付ける靴は、靴底が硬くほとんど曲がらないトレッキングシューズと靴底が硬くほとんど曲がらない登山靴だけです。
標高の高い山・氷の壁や傾斜のきつい雪山でも歩ける靴は「シャンク」と呼ばれる部分が曲がらないようになっています。

夏登山や低山用は歩きやすさ・踏破性を考慮して靴底が少し曲がるものがあります。
雪山でも歩けるように軽アイゼンを付けられるものもありますし、付けられないものもあります。

どちらにしてもごつごつした石や岩の登山道を歩く場合は、靴底が硬いトレッキングシューズの方がケガが少なくて済みます。
靴底が硬いため地面からの衝撃でヒザなどが痛くなることもあります。
靴下やインソールで地面からの衝撃を吸収するなど工夫ができます。

ハイキングシューズは靴底が柔らかくしなります。
また、普段履いている靴と近いため歩きやすい・踏破性が高いです。
今回は子供とハイキングですので、大人も子供も登山道の多いコースならハイキングシューズがベストです。
※コースによっては運動靴やスニーカーの方が歩きやすいことも多々あります。

ハイキングシューズの種類

ハイキングシューズの種類は、足首まわりの高さで、ハイカット、ミドルカット、ローカットと分かれています。
足首周りが固定されるメリット・デメリットでどれを選ぶか決めます。

足首が固定されない:
足首が回りやすくなる分、柔軟で俊敏な行動ができる。
岩山を登ったりが多い場合は、足首が自由な方が登りやすいです。
靴底の硬さにもよりますが、ハイキングシューズならふくらはぎの筋肉も使いやすい。
足首を覆わない分だけ軽いです。

足首に負担がかかった場合の疲労度が大きい。
例えば下り坂が長い場合、足首に疲労が蓄積されます。
岩や根を変なふうに踏むと、足首がコテっとなり痛めやすい。

足首が固定される:
足首に負担がかからず、足首周りの疲労度が小さい。
例えば下り坂が長い場合、足首に疲労が蓄積されにくいです。
岩や根を変なふうに踏むと、足首がコテっとなりにくい。足を痛めにくい。

足首が固定されているので、行動が制限される。
足首を覆う分だけ重いです。

ハイキングシューズの選び方

靴の種類、その特性について説明をしました。
でも、結局のところどれを選ぶか、ハイキングシューズの選び方わかりずらいですね。

答えは、歩くコースによって変わってくるということです。
今回は、子供とハイキングなので低山でそんなにゴツゴツした石の上や岩山を歩き続けないと考え、買うならハイキングシューズ一択です。
次にハイカット、ミドルカット、ローカットですが、そんなに長い坂道を歩くかを考えると、そこまでは長くないだろうと。
なら軽くてローカットが良いかとも思いますが、万が一を考えハイカットか?

ここらへんは好みでいいのではないでしょうか。
知識として理解してもらい、よりトレッキングに近いハイキングに移行しそうな場合、改めて思い返してどれを選ぶか考えましょう。
子供とハイキングならファッションセンスとインスピレーションで選んでOKです。

むしろ、次の靴下とストック・ポールとの組み合わせを理解し考えてください。

靴下

ハイキングシューズは靴底が柔らかくしなります。
とは言っても、運動靴やスニーカーに比べたらやはり硬いですね。
硬さは地面からの衝撃をそのまま足に伝えます。

ですから、インソールや靴下で衝撃を和らげる工夫か必要です。

また、汗の吸収も靴下が行ってくれます。
靴ずれも厚手の靴下なら少しはましになります。

ハイキングシューズを履く場合は、少し厚めの靴下を履くことを考えてください。

で、大事なことは、厚手の靴下を履くと、靴のサイズやフィット感が変わってくることです。
薄手の靴下で選んだハイキングシューズを厚手の靴下で履くと、明らかに小さく感じます。
靴下は選びはとても重要です。
なお、やはり靴下も速乾性のあるものを選んでください。

また、靴下ではないですし、必須アイテムでもないですが、意外と便利なのがスパッツ(ゲイター)です。
靴のなかに入ってくる雨や小石を防いでくれます。
沢を渡るときも多少のドボンなら靴のなかがびしょびしょになる前に脱出できるかも。
見た目もカッコ良くて良いですね^^

ストック・ポール

ストック(登山ストック)、ポール(トレッキングポール)は登山中の歩行をサポートしてくれる杖です。
ストック・ポールを使用するメリットは、歩行時に足に集中する負担を軽減してくれることと、バランスが取りやすく疲れを軽減できることです。
デメリットは、平地でなく岩を登るような急坂には邪魔になりますし、手がふさがることも挙げられます。
折りたたんでしまえるストックであれば良いかもしれませんが、出したりしまったりが面倒になります。

歩行時のサポートになるので、靴をローカットにしてストックを持つことで足首への負担を軽減させるなどの工夫もできます。

組み合わせが重要

靴、靴下、ストックと単独で考えず、組み合わせて使うことでよりバランスが良くなります。
子供とハイキングでは子供の世話を行う必要があるため、両手を開けておきたいのでストックは使わないのも一つですし、おじいさんやおばあさんと一緒にハイキングを考えるなら、二人にはストックを用意するなどの工夫もできます。
いろいろ悩むことも多いですが、山行を考えて検討してください。

また、すべてを一度に購入すると高額になります。
まずは簡単なコースを選び、家に有るもので代用しながら徐々に必要な用具を揃えて行きましょう。

ハイキングとトレッキングと登山の違いは?

子供とハイキング

ハイキングは楽しくが大前提!
子供と楽しく快適にハイキングを過ごすためにハイキングのことを確認をしておきましょう。

ハイキングとトレッキングと登山の違いは?

登山とトレッキングとハイキングは、それぞれに一緒のところと異なるところがあります。
各々に定義がきちんと有るのかもわかりません。
たぶん人によってさまざまに定義されていると思います。

ハイキングとトレッキングと登山の目的など

一緒のところは、山を歩くこと。
異なるのは目的や行き先、メンバーが違うこと。
他にもいろいろな意見が有ると思いますが、ざっくり分けるとそんな感じかなと思っています。

目的:
登山は目的は、基本的に頂上制覇です。山に登ること自体が目的です。
トレッキングの目的は、風景や自然、山歩きを楽しむもの。
ハイキングの目的は、野山の自然や会話やコミュニケーションを楽しむもの。

行き先:
登山の行き先は、頂上です。
トレッキングの行き先は、山歩きしながら風景や自然を楽しめるところ。
ハイキングの行き先は、野山を歩きながら風景や自然や会話やコミュニケーションを楽しめるところ。

メンバー:
参加メンバーも異なります。
登山のメンバーは、頂上制覇のためのチームです。
トレッキングのメンバーは、山歩きを楽しむメンバーです。
ハイキングのメンバーは、山歩きと会話やコミュニケーションを楽しむメンバーです。

ハイキングとトレッキングと登山の仮の定義

以上を踏まえて、仮に定義すると。

登山は、山に登ること自体が目的でで、頂上を目指して登ることをいいます。
山には、高い山から低い山までいろいろありますし、整備された登山道を登る場合もあれば、登山道のないところを登る場合もあります。
山によって、日帰りの登山もあれば、何日もかけて登る場合もあります。
また、ザイルやハーケンなどを使って岩を登る「岩登り」や、ピッケルなどを使う「雪山登山」があり、登る山によって使用する道具が増えます。
登山は山に合わせて計画を立てます。

トレッキングは、風景や自然を楽しむこと目的に山歩きをすることをいいます。
目的の風景や自然を楽しむために、何日もかけて歩くことがあったり、場合によっては険しい高山を登らないと出会い無い風景を追い求めたりと、登山と同じ山を登ることもあります。
トレッキングは登山をレクリエーションとしてとらえ、楽しむことを目的にしています。
トレッキングは楽しみに合わせて計画を立てます。

ハイキングは、野山の自然や会話やコミュニケーションを楽しみながら野山などを歩くことをいいます。
野山の自然や会話やコミュニケーションを楽しむことが目的のため、必ずしも山に登る必要はなく、近場の公園でも楽しめます。
ハイキングは手軽な自然と風景を見ながら、会話を楽しむのが目的のため日帰で行われ、軽装で行けるところを選びます。
ハイキングは手軽に行けて楽しみめるように計画を立てます。

各々は重なる部分もあったりしていますので、定義が難しいです。
ここでは子供とハイキングの視点から定義をしてみました。

ハイキングのリュック(ザック、バックパック)

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子供と楽しく快適にハイキングを過ごすために事前に確認をしておきましょう。

ハイキングのリュック(ザック、バックパック)

子供とハイキングを楽しく快適に過ごすためには、多くの物を入れて動くザック・リュックサックが必要になります。
ハイキングでは弁当や水、レインウェアなどなど多くの荷物を背負って長時間歩かなければなりません。
なのでハイキングで使用するザック・リュックサックは長時間背負って歩いても疲れにくく、また背負いやすいものを選ぶようにしましょう。

家族で必要なものを運ぶのですべてを一人の大人が背負っても良いのですが、それはそれで大変なことです。
子供にも体力を考慮しながら少しくらいは自分の物を背負ってもらいましょう。

リュック、ザック、バックパックの違い

まずは、リュック、ザック、バックパックの違いを説明します。
とは言うものの実際には呼び方が違うだけで実際には語源は同じものです。
■リュックサック(独: Rucksack、蘭: rugzak)
 背に負う袋の意。
■リュック、ザック(独: Sack)
 リュックサックの別の呼ばれ方。
■バックパック(英: backpack)
 イギリスで生まれ、1910年代に北米に広がった。
 それ以前は「ナップサック」、「サックパック」と呼ばれていた。
 単に「パック」(Pack)とも言う。
■ナップサック(英: knapsack)
 リュックサックの古い呼び名のひとつ。
 日本では特に、小型でショルダーベルトではなく紐のものを指すことが多い。
■背嚢(はいのう)(日)
 日本での古い呼び方。

なので、「普通のリュック」と「ハイキングや登山用のリュック」の違いを説明します。
普通のリュック:

小学生の遠足でお世話になったあの「リュックサック」が普通のリュックです。
肩掛けベルトが有るのと、ポケットが付いているくらいで、特にこれと言った機能は見当たりません。
普通のリュックは容量も小さく、長時間背負うように設計されていません。
リュックを背負って歩くとリュックが揺れるため長時間背負うと疲れが出てきます。

登山・ハイキング用のリュック:

登山・ハイキング用のリュックは、体から離れないようにサポートしてくれるウェストベルトやチェストベルトが付いています。
素手ではなく手袋をしたままでも開け閉めしやすいポケットが付いていたり、ピッケルを固定するバンドが付いていたりします。
また、水筒でなくハイドレーションシステムのように歩きながらでも水分補給できる機能などもあります。
雨に降られても防水できるようになっています。
その他、たくさんお便利なポケットや区分けなど、登山リュックはとても機能的です。
登山・ハイキング用のリュックは容量も大きく軽量化され、長時間背負うように設計されています。

登山・ハイキング用のリュックを選ぶコツ

大人編:
(1)運ぶ物の容量に合わせて選ぶ

まずは家族の人数と持つべき大きさを考えて選びます。
しかし、そうは言ってもわからないので、25L~35Lくらいで選びましょう。
入らない分は家族で分担しましょう。

(2)体格に合わせて選ぶ

登山・ハイキング用のリュックは基本縦長です。
身長が200㎝近い大きな男性から、150㎝の小柄な女性までいろいろな人に合わせたサイズがあります。
実際はザックにはバックレングス(トルソー)と言う表記があり、ザックの適応がメーカーで決まれています。
登山用品店ならそのあたりはきっちりサポートしてもらえると思いますが。。。

(3)フィット感で選ぶ

候補の中から、自分の背中のカーブに一番フィットするものを選びましょう。
長い間背負うことになるリュックです、慎重に選んでも損はありません。

子供編:

どの程度の荷物を持つかで決まります。
ある程度の重い荷物を持つなら、少なくともウェストベルトのある20リットル前後のリュックを選びます。
20リットル前後のリュックなら、小型なのである程度の身長が有れば、違和感なく背負えると思います。

軽い荷物、おやつと水筒程度なら、普通のリュックでかまいません。
荷物が重いと肩にショルダーストラップが食い込んで痛くなったりしますが、軽ければそれもないでしょう。

子供とハイキングは一人ハイキングと違い、どうしても荷物が多くなります。
子供にも体力に合わせて荷物分担をするなども大切なことなので、リュック選びもそれを視点に選んでください。

ハイキングの服装

子供とハイキング

ハイキングは楽しくが大前提!
子供とハイキングを楽しく快適に過ごすために事前に服装の確認をしておきましょう。

ハイキングの服装

まずハイキングの服装は「重ね着が基本」です。
子供は汗かきです。
体が小さいため体温を保つのが難しいです。
なので早めに、暑ければ脱ぐ、寒ければ着るが必要になります。
そこで簡単に脱ぎ着ができるように、季節に合わせて何枚かのウェアを選択して着るようにします。

次に特に肌着と中間着には「速乾性と保温」が大事です。
暑い時期は、汗がウェア内にこもると、不快感で暑さ倍増です。
寒い時期は、もっと大変です。汗が冷え、体温を奪っていくことになります。
快適に歩くためには、汗を素早く外に放出してしまうのが一番です。

一方で保温力がないと、寒い時期は体温が保てません。
寒い時期は、速乾性が有りながら保温力があるウェアを選びたいです。

重ね着の基本

体全体を温めるためには、薄い服を何枚か重ねて着ると効果的です。
なぜ効果的かというと、ウェアの間の空気の層が断熱効果が高いからです。
厚い服を1枚着るよりも、薄いものを重ね着して、空気の層をつくってあげる方が暖かいのです。

重ね着の基本は、肌着(アンダーウェア)、中間着(ミッドウェア)、外着(アウターウェア)を組み合わせることです。
「肌着で汗を吸収し、中間着で保温し、外着で雨風を凌ぐ」といった感じです。
暑かったら脱ぐ、寒かったら着る、これができるようにハイキングの服装の準備をします。

※基本的に子供とハイキングなので雪山や標高の高い山は想定していません。
※また、高価な登山着をそろえる必要もないと思っています。
※この服装は子供に限った話ではなく、大人にも当てはまります。
※週末を良くハイキングで過ごすようになるなら、家族でファッションを揃えるのも悪くないですね。

肌着(アンダーウェア):

肌着の役割は、発汗による水分の吸収です。
水分を吸収したままだと冷たくなるの、体の外に向けて湿気を追い出す役割も重要です。

 

汗を素早く放出のイメージ図

汗を素早く放出のイメージ図


 上のイメージ図は『毛細管現象を利用した吸汗速乾素材「TOREX®フィールドセンサー®」』という商品から借りてきています。

肌着に適した素材は、吸湿性と速乾性に優れ、素肌をドライに保つ素材が望ましいです。
新素材の開発がどんどん進んでます。そのような素材の肌着は、登山専門店に行けばもちろん置いてありますが、今はユニクロにも置いてありますし、いろいろなところで見かけます。
とにかく速乾性と書いてある肌着を探すのが一番です。
 
家に有るもので探すなら、体が動きやすく乾きやすいポリエステルなどの素材の肌着を探してください。
なお、綿100%の製品は水分を吸収する力は高いですが、保水してしまうのでおすすめできません。

中間着(ミッドウェア):

中間着の役割は、肌着が放出した汗の吸収と発散です。
中間着は一枚でなく、気温に合わせて何枚か組み合わせて保温を考えても良いです。
また、寒さが厳しいと思える場合は、空気層がたくさん保てるウェアを選択するの良いです。
中間着の種類も長袖シャツ、フリース、セーター、ベストなどがあります。
季節やコースにもよりますが、どのくらいの寒さになるのか、どう組み合わせれば快適に過ごせるかを考えます。
着ていくほかに、中間着は最低でも1枚は用意してもって行ってください。

中間着に適した衣類・素材は、やはり吸湿性と速乾性に優れたものが良いです。
基本は乾きやすい化繊、ウール系です。
前面にファスナーやボタン付いているものやベストなどは、熱気を逃がしやすく体温調整に便利です。
夏と冬、急な坂の有るコースなのか、緩やかな坂なのかによって、汗のかき方が違ってきます。
汗をかくようなら乾きやすい化繊を、汗をかきにくいようならウール系を選ぶのが良いですが、現地でないとわからないこともあるので、予備に一枚余分に持っていくようにしましょう。

家に有るもので探すなら、体が動きやすく乾きやすいポリエステルなどの素材の物が良いです。
ジャージ生地のものが有ればOKです。
やはり綿100%は避けましょう。

外着(アウターウェア):

外着の役割は、気温の変化や風雨から体を守ることです。

外着に適した衣類・素材は、風を通しにくい素材が適しています。
ウィンドブレーカーやアウトドア用のジャケットなどが良いです。
価格は上がりますが、中間着からの汗を外に出せる透湿性も備えていれば理想的です。

ズボン(パンツ)も外着に入ります。雨具や雪山用にさらに重ね着する場合もありますが子供とハイキングでは、外着扱いに。
ズボンにも動きやすさと速乾性が求められます。
これらを重視して開発している、アウトドアメーカーのトレッキングパンツをおすすめします。

ジーンズは動きやすさ、速乾性ともに劣るため、ハイキングに適していません。
ハーフパンツ、ショートパンツは夏に大変快適なのですが、擦り傷切り傷、害虫対策、紫外線対策の面であまりおすすめできません。

山での温度:

標高が高いくなるに連れ寒いくなることは、ご存知かと思います。
■一般的に100m高くなるごとに、気温は約0.6℃づつ下がります。
■さらに風速1mごとに体感温度は1℃下がります。
ハイキング計画時には、山頂での気温も考慮してください。
汗や雨で濡れた体は、体温を奪われやすいので中間着を一枚余分に持って行ってください。

子供とハイキング 愛知県 知多郡 篠島周遊

子供とハイキング 愛知県 知多郡

島の西に行くと最高のポイントがズラリ、人の手があまり入っていない自然を体験しよう。

篠島周遊

篠島の風景

篠島の風景

篠島(しのじま)は、三河湾に浮かぶ離島です。
全域が三河湾国定公園に含まれています。

島の中央部に49.1mの最高標高地点があり、三河湾三島の中でもっとも高い地点です。
東岸には「さんさんビーチ」と呼ばれる天然の渚があり、緩やかな弧を描いて800m続いています。

島の西に行くと最高のポイントがズラリ。
人の手があまり入っていないそうです。
入り江にそって小さな砂浜が点在しており、天候の良い日のその風景の綺麗さと言ったら、見慣れた島の人でさえも感動するそうです。

目の前に広がる海にもポイントがあります。波が穏やかで海水が澄んだときは、透明度がとても高くなり数メートル下まで見通せるようになります。自然が豊かな離島ならでは美しさです。

さらに海に沈む夕日も東海地方随一のポイントです。
『万葉(まんよう)の丘』
篠島の周囲6kmの海岸線は変化に富んでいて、昔から「東海の松島」と呼ばれています。万葉時代の歌にも篠島のことが詠まれていて、その歌碑・句碑が万葉の丘(歌碑公園)に建てられています。この丘から西方の海上に浮かぶ松島を影絵のように映しながら沈む夕陽がとても美しいです。

『棚橋浦(たなはしうら)』
万葉の丘から西側に海沿いの道を徒歩で降りて行きます。砂浜や岩場があり、ここから見る夕陽も絶景です。

しかし、子供の足で夕暮れ時を急いで歩くのは辛いし危険かも。。。宿泊するなどして安全が確保でき、時間に余裕があるようであれば是非見に行ってください。
「日本の夕日百選」にも選出されている夕日を堪能してくださいね。

施設:
篠島では海の管理釣り堀「篠島釣り天国」があります。
鯛やハマチ、鰺(アジ)等大小さまざまな魚が放されています。
海の魚ならではの強い引きが手軽に楽しめ、シーズンになると朝から大にぎわいです。

三船亭」さんのホームページにわかりやすく施設等の紹介が出てるのでリンクを張らせてもらってます。万葉の丘や棚橋浦のポイントも載っています。

場所

篠島観光協会案内所:
〒470-3505 愛知県知多郡南知多町篠島浦磯1-1
電話 0569-67-3700
『篠島観光協会案内所 ホームページ』

コース対象者

小学生低学年からをおすすめの対象にしています。

コース概要

篠島ハイキングマップ

篠島ハイキングマップ

まず上の地図を見てもらいコースを確認してください。その後、寄り道などを自分で考えるのも楽しいですので、子供の体力や年齢を考えながら行き先やコースを自由に変更してください。
今回は島の東側をぐるっと一周するコースです。このコースでも多くの名所が入っていますが、より西側を散策するのも楽しいかも。

坂ももちろんありますが、標高差が少ないのでそれほどの急坂はありません。しかし、海岸線を歩くハイキングコースですので、崖には注意が必要です。
決してよそ見をして歩かないように、子供たちの行動にも注意してください。

距離はおおよそ5kmあります。
町中で道に迷うことがあるかもしれませんが、登山道は踏み跡もありわかりやすいと思います。

篠島ハイキング風景1

篠島ハイキング風景1

篠島ハイキング風景2

篠島ハイキング風景2

時間:約140分程度(休憩含まず)

トイレ

公衆トイレが数か所あります。

交通機関・駐車場

公共交通機関:
名鉄海上観光船
高速船 師崎 – 篠島 – 日間賀島 – 師崎(1日36便)
高速船 河和 – 日間賀島 – 篠島 – 伊良湖(1日11往復、8往復は篠島止)
海上タクシー
車:
なし
師崎、河和まで車で。その後は名鉄海上観光船もしくは海上タクシーで。